2021年06月01日

開閉できなくなったDVDプレーヤートレイの修理

 ブルーレイディスクを再生することになりました。
 しかし、パソコン本体のドライブも外付機器も、対応していないことがわかりました。
 回せると思い込んだまま、一度もBDを再生していなかったことに呆れつつ、しまい込んだきりのDVDプレーヤを出しました。

 パイオニア BDP-4110[写真@]。
 製品番号からも、フロントパネルの「Blu-ray Disc PLAYER」という商品名とロゴマークからもわかる、BD対応機器です。かつて光学ディスク再生機器に定評があったメーカーの製品でもあります。
 発売は二〇一一年で、そのしばらく後に買ったはず。当時まだ会社の定年までかなりありましたが、やめたくてしかたなく、退職して引きこもり、映画が見たかった。はっきりやめると決めないうちに買いました。
 退職後は事情で居所が定まらず、たいしたものはないけれど使っていたAV機器の置き場所がなくなり、梱包保管となりました。
 そんなわけで、あまり使わず休眠状態だったBDP-4110を、ざっとチェックし接続方法を検討することに。

210531p1.JPG 
写真@

 ところが、ディスクトレイが開かなくなっていました。
 やってはいけないけれど、フロントパネルの隙間からトレイをすこし持ち上げてみたり、軽く叩いてみたりしますが、モーターの音がするだけで動きません。
 原因の想像はつきました。AV機器のギミック系作動部は、しばしばゴムベルト駆動で、その劣化で起こる故障です。調べると先行研究もいくつかあり、まだ分解していないから確実でないにしても、おそらくそれが理由でしょう。
 であれば、かつてカセットデッキのベルト交換などをしたこともあり、簡単な修理です。

 難問はパーツの入手で、ネジ類とはちがい、サイズも動力伝達もばっちりのゴムベルトを見つけるのは難しい。
 東京・秋葉原には「千石電商」さんという心強いパーツストッカーがありますが、故障した本体からはずしたベルトを持っていって、比べながら何本か候補を買う必要があります。緊急事態下、お店まで買いに行くのは、わたしには危なすぎる。

 そこに救世主登場。
 各社ディスクプレイヤーの光学ピックアップを主力に、回りモノの部品を個人でも買えるオンラインパーツショップ、「CDパーツマン」さんです。
 サイトを調べるとゴムベルトも各種あり、感動的なのは品目ごとに対応機器名がずらりと記載されていたこと。たちまち BDP-4110 用のベルトを発見、予備も含め2つ買いました。総額五〇〇円ほどです[写真A]。

210531p2.JPG 
写真A

 修理過程を書いておきます。
 ひとあし先に買ったゴムベルトが原因かどうか、まだわからない。とにかく分解です。
 自分で分解するとメーカー修理が受けられなくなったりしますが、問い合わせてみると、部品保管期間終了、メーカー修理非対応品です。※a

 回路知識はなく、物理的修理なので、ばらして組み立て直すだけの作業ですが、ばらすときがいちばん心配です。どういう構造なのか分解しながら知るわけだから。いちど構造がわかれば、たいしたことはないのですが。

 ともあれトップカバーはずし、これがやっかいでした。
 側面と背面のネジは簡単にはずれたものの、フロントカバーはシャーシにはめ込む形。トップがはずれない[写真B]。組み立て工程ではパチンと簡単にはまるわけですが、ゆるめるのが難しく、結局、指を切ってしまいました。そのうえフロントカバーはとらなくても治せることが、分解した後でわかりました。くそ……。

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[写真B / 写真C]

 内部を見ると、こんなんでいいのと思うほど安っぽいドライブ部分と、弁当に見立てればツケモノほどの基板のみ[写真C]。筐体のほとんどがカラッポです。
 といっても、光学系の回りものは基本そうでしょう。何十万円もするプレーヤーでも内部は似たような感じかと。
 コネクタケーブルを、わざわざからませて配線してあるのが、まったくの謎で、ほどいておきましたが[写真D]、なにか意味があったんだろうか……。

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[写真D]

 そこでトレイ開閉機構ですが、予想どおりでした[写真E]。
 ベルトドライブといえばカッコいいけれど、手回しおもちゃと同じ簡易な構造です。1ユニットのみで、ゴムベルトを調べると、細って固化し、滑って機能していません[写真F]。

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[写真E / 写真F]

 すぐ新品に交換し、これもやらないほうがいいですが、そのままの状態で通電し動作チェック。
 復活しました[下の動画]。
 歳のせいで忘れっぽいので、ばらした部分は展開図のように置いておき、組み立て直しもすぐできました。写真でわかるとおり、ケガや感電につながる行為さえしなければ(したけど)、楽勝な作業です。

 さて実際にBD動画が再生でき、音もきちんと出るかどうかですが、接続段階になって、はたと気がつきました。
 テレビを持っていない……。※b

       

 このブログには「修理」についての文が、けっこう書かれていますが、高級な品やアンティークならともかく、「買ったほうが安い」ものまで、なぜ意地になったように修繕するのでしょう。
 ほかの筆者はともかくとして、わたしの場合ですが、はっきりとはわかりません。愛着があるかどうかには意外に関係なく、たいした品でないから捨てて買い替えようという気持ちに、なかなかなれない、ということかと思います。(ケ)


※a パイオニアの一般向けAV事業はオンキヨーへ移り、現在はオンキヨーホームエンターテインメントのブランドとして「パイオニア」が存在しています。
※b 外部モニタにHDMI接続し、音はAVケーブルでアンプにつなぎました。


写真・動画 (c)趣味的偏屈アート雑誌風同人誌
posted by 冬の夢 at 00:05 | Comment(0) | 音楽 オーディオ・楽器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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