2015年11月07日

カップヌードル シンガポール風ラクサと、朴槿惠とは食べなかった焼肉

 シンガポールから帰ってきて驚いたのは、「カップヌードル シンガポール風ラクサ」が登場していたこと。シンガポールで初めて食べてみるまで、味はもちろん麺か飯かも知らなかったものが、東京の、近所のスーパーマーケットに並んでいる。
 九月末に発売になったばかりだが、春に発売された「トムヤムクンヌードル」に続くエスニック路線の第二弾で、シンガポールの現地法人と共同開発した本格派だというのが、日清食品のセールスプロモーションだ。
 ニッシンフーズシンガポールは、「出前一丁」の日清と「チャルメラ」の明星、ふたつのブランドで即席麺の製造販売を行っている(明星食品は米投資ファンドのTOBがらみで、現在は日清食品ホールディングス傘下)。明星ブランドのカップ麺「クイックカップ」で早くからラクサを販売してきているので、カップヌードル版ラクサのノウハウはじゅうぶんあったということだろうか。

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 ちなみに「出前一丁」は香港ではあまりにも有名で、粥麺店、茶餐廳というようなジャンルの軽食店に行くと、商品名というよりメニューそのものの名になっている。たとえば「モーニングAセット=目玉焼き・サンドイッチ・出前一丁」って感じだ。
 日本の喫茶店のモーニングセットに加えてインスタントラーメンなんか食うの、朝っぱらから! とは思わないでください。ごく当たり前のセットメニューなんですよ……。
 ちなみに麺の汁は各店の麺スープで、粉末スープはほとんど使われないと思う。そして麺類メニューの麺だけ出前一丁に変更すると、ちょっと値段が上がったりする。プレミアムB級、という存在なのだ。

 やや前の調査だが、農林中央金庫が東京とその近郊の小中学生四〇〇人を対象に、食生活の意識と実体を調査した。※1
 給食の人気メニューが面白い。一位「カレー」、二位「あげパン」は不動の定番だそうだが、三位が「キムチチャーハン」! へえ! そうなの!

 日中関係が悪化し、中国政府が出前一丁を市場から締め出すと決めたら、香港は独立戦争を起こすかもしれない。日韓関係が悪化し、日本政府がキムチの使用を禁じることになったら、都内都下の小中学校で暴動が発生することになる。

 韓国で人をもてなすには、饗応、が習慣のひとつだそうだ。「膳の足が折れるほど」あるいは「たわむほど」だったか、たくさんの種類の料理を並べて、わいわいと。だから、そんなに食えまへんって! という饗応の嵐に浴した経験もある。
 韓国人はもちろん、このことを少しは知る日本人も奇妙に思ったに違いない、日韓首脳会談後の昼食会見送り。事情に諸説ある中、こんな報道が目についた。産経新聞だけど。

 韓国側は外交当局者同士の事前折衝で、朴氏主催の昼食会などを交換条件に、慰安婦問題での「譲歩」を迫ってきたというのだ。当然、日本側はこれを拒み、安倍首相は周囲に「昼飯なんかで国益を削るわけにはいかない」と苦笑※2

 一読でわかるとおり主観が混じった報道文だから、どこまで本当かわからないが、安倍はどうしたかというと、自分らだけで焼肉を食って帰ってきた。
 安倍と朴がメシをくえばいい、という話ではまったくないのだけれど、なんだろう、この、「飯がまずくなる」としか表現しようのない、どっちもどっち、ずれきっている、という感じは……。(ケ)

※1「第2回 子どもの食生活の意識と実態調査」農林中央金庫 二〇一一年六月発表
※2 産経新聞 二〇一五年十一月六日www.sankei.com/politics/news/151106/plt1511060015-n1.html

Originally Uploaded on Nov. 08, 2015.
posted by 冬の夢 at 23:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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