2020年07月07日

ボブ・マーリーの歌を香港に贈りたい #1. Get Up, Stand Up

 現代中国版の治安維持法があまりに恐ろしくて、あまりに気色悪いために、勢いにまかせ、殴り書きのような文章と、さらにはヘボ詩まで載せてしまった。冷静になって考えたら、自作のヘボ詩を載せるよりも、もっとはるかに感動的なボブ・マーリー(Bob Marley)の歌詞を紹介するべきだったことに今さら思い至った。その方がずっと香港の若い活動家たちの心情に沿うものにちがいないのに。

 Bob Marleyという不世出のミュージシャン、今はどのくらい聴かれているのか。レゲエという音楽ジャンルを世界中に広めた天才。少なくとも、ぼくがレゲエを知ったのは彼の音楽を通してだった。とりわけ、No Woman, No Cryを耳にすると、今でも、いつでも涙が出てくるほど感動する。が、先ずはGet Up, Stand Upから紹介しよう。YouTubeでいくらでも聴くことができるので、もしも興味があれば、是非ご一聴。政府公認の辞書には人権侵害なんて言葉が載っていないだろう中国の新しい国歌に、そして同時に、黒人問題で大揺れのアメリカの新しい国歌に、心からご推薦申し上げたい次第。

   Get Up, Stand Up

Get up, stand up, stand up for your right
Get up, stand up, stand up for your right
Get up, stand up, stand up for your right
Get up, stand up, stand up for your right

Preacher man, don't tell me heaven is under the earth
I know you don't know what life is really worth
Is not all that glitters is gold
Half the story has never been told
So now you see the light,
Stand up for your right. Come on

Most people think great God will come from the sky
Take away everything, and make everybody feel high
But if you know what life is worth
You would look for yours on earth
And now you see the light
You stand up for your right, yeah

We're sick and tired of your ism and schism game
Die and go to heaven in Jesus' name, Lord
We know and we understand
Almighty God is a living man
You can fool some people sometimes
But you can't fool all the people all the time
So now we see the light
We going to stand up for our right

So you'd better...
Get up, stand up, stand up for your right
Get up, stand up, don't give up the fight
Get up, stand up, stand up for your right
Get up, stand up, don't give up the fight



立て、立ち上がれ、自分の権利のために
立て、立ち上がれ、自分たちの権利のために

説教師さん、天国が地面の下にあるなんて言うのは酷えよ
あんたは命の価値について何にもわかっちゃいないってことさ
ピカピカ光るものが必ずしも金ならず
お話の肝心な後半は誰も話してくれなかった
それでも、今のおれには光を見るようにはっきりわかるのさ
自分の権利のために立ち上がるんだ、さあ!

立て、立ち上がれ、自分の権利のために
立て、立ち上がれ、戦うことを止めるな、諦めるな

お偉い神さまって奴が空からやってきて、全てを取り去って、
みんなをハッピーにしてくれるって思っている奴が多いけど
でも、命の価値が本当にわかったら
自分の分をこの地上で探したくなるもんさ

立て、立ち上がれ、自分の権利のために
立て、立ち上がれ、戦うことを止めるな、諦めるな

ナンタラ主義とかセクト主義とかのお遊びにはもうウンザリだ
イエス様の御名の下で死んで天国に行って、それがどうした
もうわかっちまったんだ、万能の神さまってのは生きてる人間のことさ
ときにはコロリと欺される阿呆もいるようだけど
世界中の人間をみんな欺し通そうたって、そりゃ無理だ
おれたちにはもう光を見るようにはっきりわかるのさ

だから、
立て、立ち上がれ、自分の権利のために
立て、立ち上がれ、戦うことを止めるな、諦めるな
立て、立ち上がれ、自分たちの権利のために
立て、立ち上がれ、戦うことを止めるな、諦めるな


香港の、とりわけ若い活動家たちの安全が心配でならない。(H.H.)

(附記)
何とも興味深い事実を偶然知ったので、急いで書き足すこととした。
なんたることか! こともあろうに中国国歌の中に "Get Up, Stand Up"と同じフレーズがあるという:
起来! 不願倣奴隷的人們
なんたることか! ということは、香港の人々のみならず中国人民も大手を振ってプロテストソングを歌えるってわけだ! それに、彼の国には「造反有理」という金科玉条もあったはずだし。

posted by 冬の夢 at 04:30 | Comment(0) | 時事 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする