記事一覧 / 筆者(き)の記事

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平野啓一郎『マチネの終わりに』 〜 小説を読む愉しみと悲劇の匂い [2017/03/08 21:54]
(かなり長いです) 平野啓一郎を読むようになったのは『決壊』からだ。衝撃のデビュー作と謳われた『日蝕』も『葬送』も読んだことがなかった。この二冊は本屋でパラパラと流し読みした..
映画『ヒッチコック/トリュフォー』 〜 私は視覚的に考える [2017/02/21 22:42]
今も本棚にしまってある『映画術 ヒッチコック/トリュフォー』。1981年の年末に晶文社から刊行された。日本語版が出されると聞き、欣喜雀躍。新宿の紀伊國屋書店で速攻購入。下宿の部..
NODA・MAP『足跡姫』〜 野田秀樹から中村勘三郎へのオマージュ [2017/02/15 22:17]
歌舞伎役者が名跡を継ぐときに行う襲名披露公演。晴れ舞台では、その役者が得意にしてきた演目が並ぶことが多く、同時にその大名跡に相応しい出し物が選ばれる。 昨年秋の芝翫の場合は、..
『ゴッホとゴーギャン展』〜 絵を見るのが苦手な話 [2017/02/03 00:20]
私は美術館に行くのが大好きだ。 美術館に独特の、その佇まいに惹かれる。天井の高いロビーから展覧会場へ折れ曲がる入り口。真っ白ではない落ち着いた壁の色とほのかな照明。会場は作品..
追悼・松方弘樹 〜 影の代表作『新・日本の首領』シリーズ [2017/01/26 10:20]
映画俳優の松方弘樹が亡くなった。 享年七十三歳と聞いて、意外と若かったのだなと感じたのは、芸能界での活動が長かったからだろう。松方は、時代劇ものに数多く出演した剣戟役者の近衛..
『仮名手本忠臣蔵』から『赤穂浪士』へ 〜 忠臣蔵ワールドにハマったこと [2017/01/07 23:27]
元禄十四年(1701年)の事実──江戸城中で浅野内匠頭が吉良上野介に対して刃傷に及んだこと。内匠頭は即日切腹となり、上野介はお咎めなしだったこと。播州赤穂浅野家はお家断絶になっ..