[美術]の記事一覧
・『名建築で昼食を』というTV番組と村野藤吾の名建築[2020/10/26]
土曜深夜にBSテレ東で放映されていた『名建築で昼食を』。カフェづくりを夢見る若き女性と建築模型士の中年男が名建築の前で落ち合い、見学した後にランチをするというだけの番組。池田..
・映画監督・藤田嗣治と「明星チャルメラ」[2019/03/10]
藤田嗣治(一八八六〜一九六八)が監督した映画が見られると知り、興味を持った。 といっても三年半前の話で、東京の国立近代美術館で開かれたコレクション展、「藤田嗣治、全所蔵作..
・印象派とゼロ戦 ─ 至上の印象派展 ビュールレ・コレクション[2018/04/20]
展示期間は来月連休明けまでと、会期がかなり進んでいるので、この話はすでに出ているだろう。 と思ったが、正面から扱った記事などは見つけていない。 わたしは、有名なこの美..
・『ゴッホとゴーギャン展』〜 絵を見るのが苦手な話[2017/02/03]
私は美術館に行くのが大好きだ。 美術館に独特の、その佇まいに惹かれる。天井の高いロビーから展覧会場へ折れ曲がる入り口。真っ白ではない落ち着いた壁の色とほのかな照明。会場は作品..
・鶴岡八幡宮には「カマキン」がよく似合う 〜 神奈川県立近代美術館のこれから[2016/01/20]
※通称は「カマキン」でした。「カマビ」と間違って思い込んでおりましたので訂正します。 古式ゆかしき鶴岡八幡宮。源平池の向かって左側が平家池で、その水面にモダンな佇まいを映..
・藤田嗣治の戦争画と退屈な映画『FOUJITA』[2015/12/08]
東京国立近代美術館に別の展覧会を見に行ったついでに、常設展示作品をじっくりと眺めてみたことがある。その中で、藤田嗣治の絵がいくつか展示されていて、有名な猫の絵とともに戦争画が飾..
・松本竣介『都会』:絵と静寂−−好きな絵#4[2015/05/27]
(肝心の松本竣介の名前を誤変換していました。お恥ずかしい限りです。6月2日追記) 前回「好きな絵」について書いてから、気がつくと2年以上が過ぎてしまった。こんなに長期に..
・ルーブル美術館──歩きつくす 絵の宮殿【実践編】[2015/05/13]
*前篇【動機編】は→こちら← 実はこれ、すでにやってみたことがある。 ルーブル美術館で。 展示されている絵、そのすべてを「ちら見」して全館を歩く。 いってみ..
・ルーブル美術館──歩きつくす 絵の宮殿【動機編】[2015/05/11]
このブログの、べつの筆者が「好きな絵」についてこんなふうに書いている。 絵と出会う。 出会いを感じたら、すぐ立ち去らず、向かい合って、その絵を読み解く。 つま..
・空気をくれ!とフランシス・ベーコンの絵がいっていた[2013/05/28]
フランシス・ベーコンは喘息だった。 第二次大戦ではそのために徴兵免除になるが、民間の防衛部隊に志願、空襲対策係の一員としてロンドン空襲を経験する。 このとき、せまい暗..
・ピサネッロ:『聖ゲオルギウスと王女』−−好きな絵#3(後半)[2013/05/01]
(あまりに見境なく長くなってしまったので、「好きな絵#3」を前後に分けました。どうぞ、「好きな絵#3(前半)」からお読み下さい) 何の目論見もなく、もっぱら休憩を目的..
・ピサネッロ:『聖ゲオルギウスと王女』−−好きな絵#3(前半)[2013/04/30]
こんなブログでも「『好きな絵』についてもっと書け」という陰ながらの有り難いご声援を送ってくれる人もあり、お調子者を自負するぼくとしては思わず木にも登る気持ちで「第三回」を書..
・そして阿呆船は行く ボシュ「愚者の船」[2013/01/24]
よく見ると、思っていたのとすこし違っていた、イェロニムス・ボシュの「愚者の船」。 異端の画家というイメージ以外に予備知識がなかったので、絵にすんなり向かい合えたのはいいが..
・ドガの彫刻「アラベスク」−−好きな絵#2[2012/12/02]
もしも仮に「芸術を『所有する』」ということがあり得るとするなら、「好き」な絵や音楽、あるいは文学作品があるということこそが「所有」の本当の意味になるのではないか。誤解のないよう..
・ドラクロワ:『聖母の教育』−−好きな絵#1[2012/10/28]
上野の西洋美術館にドラクロワの描いた『聖母の教育』という絵がある。サイズは50cm x 60cmくらいだろうか。緑茂る中庭で聖アンナが小学生か中学生くらいのマリアに本(当然聖書..
土曜深夜にBSテレ東で放映されていた『名建築で昼食を』。カフェづくりを夢見る若き女性と建築模型士の中年男が名建築の前で落ち合い、見学した後にランチをするというだけの番組。池田..
・映画監督・藤田嗣治と「明星チャルメラ」[2019/03/10]
藤田嗣治(一八八六〜一九六八)が監督した映画が見られると知り、興味を持った。 といっても三年半前の話で、東京の国立近代美術館で開かれたコレクション展、「藤田嗣治、全所蔵作..
・印象派とゼロ戦 ─ 至上の印象派展 ビュールレ・コレクション[2018/04/20]
展示期間は来月連休明けまでと、会期がかなり進んでいるので、この話はすでに出ているだろう。 と思ったが、正面から扱った記事などは見つけていない。 わたしは、有名なこの美..
・『ゴッホとゴーギャン展』〜 絵を見るのが苦手な話[2017/02/03]
私は美術館に行くのが大好きだ。 美術館に独特の、その佇まいに惹かれる。天井の高いロビーから展覧会場へ折れ曲がる入り口。真っ白ではない落ち着いた壁の色とほのかな照明。会場は作品..
・鶴岡八幡宮には「カマキン」がよく似合う 〜 神奈川県立近代美術館のこれから[2016/01/20]
※通称は「カマキン」でした。「カマビ」と間違って思い込んでおりましたので訂正します。 古式ゆかしき鶴岡八幡宮。源平池の向かって左側が平家池で、その水面にモダンな佇まいを映..
・藤田嗣治の戦争画と退屈な映画『FOUJITA』[2015/12/08]
東京国立近代美術館に別の展覧会を見に行ったついでに、常設展示作品をじっくりと眺めてみたことがある。その中で、藤田嗣治の絵がいくつか展示されていて、有名な猫の絵とともに戦争画が飾..
・松本竣介『都会』:絵と静寂−−好きな絵#4[2015/05/27]
(肝心の松本竣介の名前を誤変換していました。お恥ずかしい限りです。6月2日追記) 前回「好きな絵」について書いてから、気がつくと2年以上が過ぎてしまった。こんなに長期に..
・ルーブル美術館──歩きつくす 絵の宮殿【実践編】[2015/05/13]
*前篇【動機編】は→こちら← 実はこれ、すでにやってみたことがある。 ルーブル美術館で。 展示されている絵、そのすべてを「ちら見」して全館を歩く。 いってみ..
・ルーブル美術館──歩きつくす 絵の宮殿【動機編】[2015/05/11]
このブログの、べつの筆者が「好きな絵」についてこんなふうに書いている。 絵と出会う。 出会いを感じたら、すぐ立ち去らず、向かい合って、その絵を読み解く。 つま..
・空気をくれ!とフランシス・ベーコンの絵がいっていた[2013/05/28]
フランシス・ベーコンは喘息だった。 第二次大戦ではそのために徴兵免除になるが、民間の防衛部隊に志願、空襲対策係の一員としてロンドン空襲を経験する。 このとき、せまい暗..
・ピサネッロ:『聖ゲオルギウスと王女』−−好きな絵#3(後半)[2013/05/01]
(あまりに見境なく長くなってしまったので、「好きな絵#3」を前後に分けました。どうぞ、「好きな絵#3(前半)」からお読み下さい) 何の目論見もなく、もっぱら休憩を目的..
・ピサネッロ:『聖ゲオルギウスと王女』−−好きな絵#3(前半)[2013/04/30]
こんなブログでも「『好きな絵』についてもっと書け」という陰ながらの有り難いご声援を送ってくれる人もあり、お調子者を自負するぼくとしては思わず木にも登る気持ちで「第三回」を書..
・そして阿呆船は行く ボシュ「愚者の船」[2013/01/24]
よく見ると、思っていたのとすこし違っていた、イェロニムス・ボシュの「愚者の船」。 異端の画家というイメージ以外に予備知識がなかったので、絵にすんなり向かい合えたのはいいが..
・ドガの彫刻「アラベスク」−−好きな絵#2[2012/12/02]
もしも仮に「芸術を『所有する』」ということがあり得るとするなら、「好き」な絵や音楽、あるいは文学作品があるということこそが「所有」の本当の意味になるのではないか。誤解のないよう..
・ドラクロワ:『聖母の教育』−−好きな絵#1[2012/10/28]
上野の西洋美術館にドラクロワの描いた『聖母の教育』という絵がある。サイズは50cm x 60cmくらいだろうか。緑茂る中庭で聖アンナが小学生か中学生くらいのマリアに本(当然聖書..