2020年02月11日

日本という3流国

 本当はもっと面白いことを書きたいのだけど、このところの新型肺炎(コロナウィルス)騒動で、とうとう日常生活にもその余波が感じられるようになってきたこともあり、どうしても緊急に書き留めておきたいことがあるので、とりあえずそれを優先することにしたい。

 横浜に停留中の豪華クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」。日増しに感染者が増えていく。当然だろう。素人が考えても数秒でわかることだ。いってみれば、もうどうしようもない規模で院内感染が広がった病院とか、学級閉鎖が相次ぐ状態になった学校のようなものだ。完全に閉鎖されているのだから、もっとタチの悪い環境ともいえる。つまり、3000人の乗客・乗組員が文字通りにウィルスの巣窟に閉じ込められているのだから(しかもそのウィルスに対しては基本的には誰も免疫がない)、日が経てば経つほど感染者数が増加するのは火を見るよりも明らかだ。こんな簡単なこと、ほんと、素人でもわかる。だとしたら、今すぐにでもしなければならないことは、3000人の人々をもっと安全な場所に移送することだ。

 こう言うと、「感染者、保菌者を上陸させるのか?」とか「狭い日本にそんな余裕がどこにある?」とか、奇妙な雑音が聞こえてくるようだ。が、事実として、重度の感染地帯である武漢からの引き揚げ者たちは続々と日本に戻って来ているではないか? 「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客と何が違うというのか? こんな露骨な差別がいつまで続けられるのか?
 それに、狭い日本というが、たった3000人を一時収容する施設や能力がないのだとしたら、近い将来に確実に襲ってくる大地震に対して、いったいどうやって備えているというのか? (もちろん、どアホな自民党政権のことだから、何も備えていないことは百も承知だけれど……) 

 さっさと100台のバス(民間と自衛隊を動員すれば100台のバスなんか1〜2日で集められるだろう)を用意して、30人ずつ100カ所の収容施設に移送して、その上で10日間程度の観察期間を設けるべきだ。先進国のプライドがあるのなら、100カ所の収容施設くらい、ブツブツ言わずに用意しなさいよ! 陸上の施設が見つけられないなら、それこそもっと小型のクルーザーに分乗させてもいい。横浜港には氷川丸だって停留されているではありませんか?
 もっとも、最近の日本は恐ろしいほどの外国人恐怖(嫌悪)症にかかっているようだから、「日本国籍を有している人間に対しては然るべき対応をして、然るべき施設に移送してもいいけれど、外国人に税金を使うのは反対」と、とんでもなく狭量なことをほざく輩も少なくないようだ。けれども、それならそれで、さっさと関係国の船舶を横浜港に呼んで、その国の船に押しつければいい。その方がまだ感謝されるだろう。事は時間との勝負だということがわかっているのだろうか?
 いずれにしても、汚染されつくしてしまった船からはできるだけ早く脱出しなければならない。どうしてこんな簡単なことができないのか? もしかしたら、すでにどうしようもないほどの放射能汚染を浴びてしまったために、汚染に対してすっかり鈍感になってしまったのか。そういえば、あの恥ずべきアホ首相は、放射能汚染に対しても completely under controlとか言っていたな。確かに、今回も同じような口ぶりが聞こえてくる。

 中国も見事に3流国であることを証明してみせたけれど、残念ながら、日本もまた3流国であることを世界に対して証明しつつある。いや、昔からずっと3流国だったんだろうな……悲しい事実。 (H.H.)
posted by 冬の夢 at 00:32 | Comment(0) | 時事 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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