2020年11月08日

たまには詩で(も)#17 役人根性に捧ぐ

   役人根性に捧ぐ

世の中万事お金次第というご時世
自分の持ち物をお金に換えることに何の咎もあるはずない
あまりに高く売ればえげつないとやっかまれ
あまりに安く売れば愚者と馬鹿にされるだけ
だから
脱いだばかりの下着でも
その下着をつけていた真っ裸の肉体でも
その裸の身体を駆使した肉体奉仕でも
中間搾取の魔手から逃れられるなら
誰に何の遠慮をすることがあるだろう
中には自分の血液や臓器
さらには血を分けた子どもさえ売り飛ばす人がいるというのに

−−だから、よくよく考えてみよう
酔っ払った男たちに身体を売った娘たちと
汚い政治家に魂を売った役人とでは
はたしてどちらが真に裁かれるべきものであるのか
(H.H)
posted by 冬の夢 at 13:10 | Comment(0) | 作品(詩・小説) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする